早漏とは、セックス中に射精をコントロールできずに女性を満足させる前に射精してしまうことです。
これは男性にとっても女性にとっても問題であり、セックスの楽しみが薄れるだけでなく、男性の自信喪失や女性の欲求不満につながり、さらにはセックスレス、不倫、そして離婚の原因になることもあります。
早漏に悩む人は日本全国の男性の20%~30%になると言われており、ストレスや健康状態の悪化により突然早漏になることもあるため、決して他人事ではありません。
この記事では早漏の原因や問題点をまとめ、改善方法を紹介します。
早漏の時間の定義

ここで言う早漏とは、「男女のセックス関係において」の早漏の定義や。
- 挿入後1分~3分以内に射精してしまう
- 射精のタイミングを自分で遅くできない
- 射精までの時間に本人が悩み苦しんでいる
- 女性側が挿入時間が短いことに不安を感じている
ここで言う早漏の定義は、男女のセックス関係においての話です。時間的な目安としては、1分から3分以内が早漏とされています。ただし、これはあくまで目安であり、「4分だったら早漏ではない」という意味ではありません。
また、イキそうになった時に、別のことを考えたりすることで、射精をこらえられないことも早漏の特徴の一つです。
射精するまでに10分以上耐えられるけど、男性が自分は射精までが短いと苦しんでいる場合も早漏と言えます。
自分では早漏ではないと思っていても、女性からは早漏だと思われることもあります。その場合、男女の関係においても早漏と言えます。
女性から見た早漏については、後の章で詳しく見ていきましょう。
女性が求める挿入時間

当たり前のことですがセックスは男性だけではできません。そのため、早漏の問題を考える際には、女性がどのように思っているかも重要です。
一般的に女性が理想とするセックスでの挿入時間は10~20分とされています。もちろん個人差はありますが、挿入してから射精まで15分程度が適当だと言われています。
ただし、これはあくまで目安であり、5分以内で射精する場合でも、女性が満足しているかどうかは個人差があります。もし、女性が不満を感じ続けるようであれば、それは男女関係の悪化や別れの原因になる可能性があります。
早漏に悩む男は人口の20%
学会の発表によると日本人男性の20%の約1000万人が早漏と言われています。オナホールメーカーの TENGA の調べでは3.5人に1人(28%)が早漏としています。
どちらの数字がより実際に近いかは不明ですが、いずれにしてもかなりの数の男性が早漏であることが分かります。
早漏の原因

早漏の原因は『身体に原因』があるケースと、『メンタル』に原因があるケースに分かれます。
身体面が原因の早漏
早漏の原因が身体面にあるケースは、さらに次の3つに分けられます。
- 過敏性早漏
- ・早漏の中でも一番多い
・「包皮内板」や「亀頭」「包皮小帯」の感度が良すぎる
・摩擦や性的刺激に慣れていない若者に多い - 包茎性早漏
- ・包茎の中でも、主に仮性包茎の人におきる
・普段、皮をかぶっていて刺激に弱いのが原因
・セックス時、膣の刺激に耐えられず射精してしまう - 衰弱性早漏
- ・加齢によって、射精をコントロール筋力の低下が原因
・40代から増えてくる
・射精に関係する筋肉「射精管閉鎖筋」が低下する
射精は、興奮してさらに、性感帯に刺激が加わると起きるやろ。女の子の裸を見て興奮してるだけでは普通は射精されへんわ。そこに性感帯の刺激が加わるから射精するわけや。
メンタル面が原因の早漏
次が早漏の原因が身体面にある場合です。
- 心因性早漏
- ・心因性の早漏はセックスに対するストレスがトラウマが原因で起こる
・特に外的な刺激がなくても射精してしまう
人間の『3大欲求』の一つに性欲があります。子孫を残すためにセックスは不可欠で、DNAに強い欲求として刻まれています。そのため、セックスをすると大きな満足感が得られますが、逆に失敗した場合には劣等感を感じます。それほど強い欲望です。
そのため、セックスの経験が浅い人は『セックスで女性を満足させられるか』と不安感が強くなります。また、過去にセックスで失敗した人は、強烈な心の痛みからトラウマを引き起こし、早漏の原因となることもあります。
早漏の問題点

早漏は男女関係において問題となります。
セックスは究極の愛のコミュニケーションの一環ですが、不完全燃焼が続くと、セックスレスや離婚の原因にもなることがあります。
- 男の離婚原因の5位が、性的不一致で13%
- 女の離婚原因の8位が、性的不一致で8.1%
- ※いずれも2013年調べ
セックスレスになると、記念日にする情熱的なセックスや喧嘩した後の仲直りセックスがなくなり、男女関係の醍醐味が失われます。
早漏で悩む若者は、恋愛や結婚に対して不安になりがちで、これも大きな問題となります。
早漏の改善方法

次に、早漏の解決方法を見ていきましょう。早漏は原因がはっきりしているため、改善方法も明確です。
①スクイーズ法
スクイーズ法は、ペニスの性感帯を鍛え、早漏の改善を目指す方法です。「スクイーズ」という言葉の意味は「締め付ける」ことです。セックス中の持続時間を長くすることが目的です。やり方は非常に簡単で、定期的に行うことで効果を得ることができます。
ギュッとつまんだ上で、別のことを考えれば抑えられます。
上記は目安の回数ですので適当に調整してください。
統計によると、スクイーズ法の成功率は60%以上であるという結果が出ています。スクイーズ法は実際に性感帯を鍛えることができる実践的な方法です。
その一方で継続するのが難しい点は、トレーニングの動きがオナニーの手の動きと同じだからです。そのため気持ちよくなって射精し、そのままトレーニングを終えてしまうことです。
②射精に関係するPC筋を鍛える

次は、射精に関係する筋肉を鍛える方法について説明します。早漏の原因の一つに、衰弱性早漏があります。射精管閉鎖筋が弱くなるため、我慢できないということです。
これらの筋肉を鍛えるための有効なトレーニングが、PC筋トレーニングです。
「PC筋」はあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、骨盤底筋群を指しています。「骨盤底筋」はよく聞く名前かもしれません。
この筋肉は、肛門を締め付けたり、おしっこを我慢するときに使用されます。
鍛え方は、その筋肉を動かすだけなので、非常に簡単です。
上記の回数は目安です。
PC筋トレーニングはどこにいても簡単にできるので、意識して行うよう心がけましょう。
③エロくない別のことを考える
興奮を調整することで射精の時間もコントロールすることができます。そのためには、興奮を抑えるために意識を切り替える必要があります。やり方は非常に簡単です。セックスやオナニーで興奮するときは、別のことを考えて興奮を抑えましょう。
性欲を抑えるには、刺激的で興奮するものとは反対のことをイメージすると効果的です。
④早漏を告白する

次はメンタル面からアプローチする早漏対策です。早漏であることを女性に告白することで気持ちが楽になります。「早漏」だと自覚している場合、「長く持たせなければ。」というプレッシャーが強まり、かえって短時間で射精してしまうものです。
自分の「早漏」を告白することで、プレッシャーから解放されます。カミングアウトすることで心がリラックスし、早漏が改善するパターンが多いです。
この時の注意点はパートナーの女性の性格を考慮することです。十分に信頼関係が築けていて告白に対して真面目に受け取ってくれる女性に対して行いましょう。心無い一言を言う女性であれば、伝えたことでかえってトラブルが大きくなるのでやめておきましょう。
⑤体位を変更する
セックスで射精をコントロールする方法として、適切な体位の選択があります。射精しやすい体位と、しにくい体位があるので、できるだけ射精しにくい体位を使いましょう。
射精するやすい体位は、正常位や騎乗位です。腰を動かしやすく、視覚的にもエロさが増すため、興奮しやすくイキやすいです。
反対に発生するにくい体位は、座位や対面上体立位です。これらの体位では、腰を早く動かそうと思っても体制的に厳しく、腰を早く動かすことができないからです。
体位のバリエーションが増えることで女性の満足感を得られます。
早漏対策と同時にマンネリ防止にもなります。
⑥厚手のコンドームを使う
厚手のコンドームは亀頭や裏スジといった性感帯の感度を低減します。これにより、セックスの興奮度が下がり、射精を遅らせることができます。
早漏改善してセックスライフを楽しもう
早漏とは、意図せずに1~3分以内に射精することを指します。
早漏は、「身体の機能面」、「刺激に過敏な面」、「精神面」の3つの理由が原因となります。早漏を感じる人は、まず原因を突き止め、そこから改善することが最善の策です。
早漏は、男性にとってもセックスの楽しみが減り、女性にとっても快楽が短すぎて満足感を減らすことになります。良い男女関係を維持するためにも、早漏を治すことが重要です。
長いことは良いと言われていますが、逆に長すぎることも女性は好ましくありません。挿入時間の理想は15分から20分と言われています。この記事で紹介した対策の中から自分に合ったものを試してください。頑張って改善していきましょう。
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