男性のペニスが勃起することは、日常的な生理現象です。当たり前に感じがちですが、よく考えてみると勃起するのは不思議な現象ですね。また、年齢や体調などの要因で、勃起力が低下することもあります。この記事では、男性のペニス勃起の仕組みについて説明します。
知識は力なりと言いますが、ペニス増大に取り組む上でも勃起のメカニズムの理解が大切です。この理解を深めることで、有効なアプローチを見つけたり、やる気を引き出すことができます。本記事を読んで、ペニス増大へのアプローチをより深めてみてください。
その1:性的情報を脳が感知

勃起の最初のステップは、脳が「性的な情報」を感知することです。脳が性的に興奮する情報とは、エロいことを見たり、聞いたり、嗅いだり、触ったり、想像したり、思い出したりすることです。このような性的情報が脳に入ると、体内には「性ホルモン」が分泌されます。性ホルモンが一定値を超えると、「性欲」が出ます。
脳は、具体的には「視床下部」と呼ばれる場所です。この視床下部は、一定量の性ホルモンを感じると「勃起しなさい」という指示を出します。
性的興奮に対する性ホルモンの分泌量は個人差があります。日頃から性的な情報に接している人は慣れてしまい、興奮しにくくなる可能性があります。初めてのセックスの経験時にはとても興奮したかもしれませんが、何度も経験すると、興奮することが難しくなることもよくあります。
そのため、セックス経験が多くなり、過激なアダルトビデオを見すぎることで、脳がこれらの情報に慣れてしまい、性的興奮を感じにくくなります。
長期的なパートナーとの日々になると、セックスの新鮮さが薄れてしまい、性的興奮も減ります。この状況が原因となり、セックスレスに陥ることもあります。男性と女性のパートナーの関係においても、常に性的興奮を感じるように、退屈さを避けるよう努力することが大切です。
その2:「勃起せよ情報」が神経を流れる


第2ステップは「勃起せよ!」という脳から出された指令が各神経に流れます。勃起するためには、指令がペニスに正しく伝わる必要があります。
脊椎を通った情報は、末梢神経を経由して行き、最終的にはペニスに届きます。神経は「中枢神経」と「末梢神経」があります。末梢神経は複数に分類されていますが、その一つが「勃起神経」です。
重要なことは、「勃起神経」が「自律神経」であることです。「自律」という漢字からも分かるように、勃起は体が自分から反応するものです。意識しなくても、正しい情報が神経に伝わっていれば、自然に勃起するものなのです。
よい神経伝達のためには健康第一
◆勃起の神経伝達系をスムーズにするには、全身が健康でないとダメ
◆『食事』『睡眠』『運動』『ストレス対策』が大切
勃起の神経伝達系をスムーズにするには健康第一です。健康な人は、神経の伝達がよく通っています。健康を保つために、良い食生活、適度な運動、睡眠、ストレスの管理が重要です
その3:ペニスの血管が拡張する

第3ステップは、陰茎の血管が拡張して血液の流れを促す段階です。
脳から送られる「勃起して!」という指示が適切に伝わり、陰茎の海綿状の組織に届くと、血管に変化が起こります。
陰茎内には、血液が流れ込む海綿状の組織があります。この組織は、多数の細い動脈と平滑筋からできています。この平滑筋は勃起の信号が伝わると緩む性質があります。
平滑筋が緩むと、血液の流れが増え、勃起が促進されます。
勃起の主要な原因は「血流」です。興奮するほど勃起信号が発生し、平滑筋が緩むため、血液の流れが促進され、陰茎が勃起します。
年齢が上がると、血管の機能が低下します。これにより、血流の促進力が弱まり、勃起力も低下することがあります。そのため、日常生活習慣も重要です。
そのためペニス増大サプリには、L-シトルリンやアルギニンが必ず含まれています。両方の成分は血管を拡張し血流を増加させる作用があるため、エネルギー剤の必須成分であるからです。
その4:海綿体に血液がたまり勃起する

最終的なステップは、陰茎の海綿体に血液がたまり勃起が続く過程です。陰茎内には細い血管の海綿体があり、この海綿体に大量の血液が入り込むことによって勃起するという過程です。
海綿体に血液が入った後も、流れ出してしまった場合、勃起は続かないと感じますが、血液を保持する仕組みが「白膜」という筋膜です。
勃起が開始されると「白膜」という海綿体を覆っている筋膜が硬くなり、静脈を圧迫します。そのため、流出しようとする静脈血を留めます。これによって、海綿体に血液が貯まり勃起が続くようになります。
年齢が進むにつれて、白膜の硬さが衰えるため、EDや勃起不全の原因になります。
【余談】射精後にペニスが萎えるのは何故?

なぜ射精するとペニスが急に萎えるのか?それは、自律神経である副交感神経が関与しています。勃起するときも自律神経が作用し、射精後も自律神経が作用しています。
射精後には自律神経によって、ペニスが自動的に萎えるようになっています。射精後には脳から「勃起解除の指示」が発動されます。
ペニスを常に勃起させていると「組織が繊維化」するため、危険です。繊維化とは「組織の死」を意味します。そのために、人間の体は自分の意志ではなく、射精後にすぐに萎えるようになっています。
まとめ:勃起は神経、血管の連動で起きる
この記事では勃起のメカニズムについて説明しました。
性的な刺激によって、脳が性ホルモンを分泌することが始まりです。この分泌された情報シグナルが神経系を通り、最終的には勃起神経に到達します。これにより、海綿体の平滑筋に大量の血液が送られ、白筋が硬くなり、血液を留めます。その結果、ペニスが勃起します。
日常的には、何も意識せずとも勃起していますが、実際には、複数の組織の相互作用で起きている現象です。
不健康な生活習慣、例えば、外食やファーストフードが多い食生活、夜更かし、運動不足などが原因となり、血流が悪くなり、神経の通りも悪くなります。健康に配慮した生活を送ることが、勃起のメカニズムに優れた影響を与え、強い勃起を引き起こすことができます。ぜひ意識してみてください。
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